管理人は、ただ独り江戸へ旅立ちました。旅慣れない上に極度の方向音痴でもあるので、たっぷり余裕をみての出立です。最初の目的地は千歳空港の駐車場ですが、油断すると旭川空港に着いたりするので道路標識を確認しながら慎重に高速道路をぶっ飛ばしました。(道を間違えた場合、引き返す時間が必要になるので、ぶっ飛ばすのです)50分で着きました。12:30の飛行機に乗るのですが今は10:30です。2時間もあります。どうしましょう…
2時間が過ぎ、管理人は空の上にいます。搭乗口を間違えていなければ、東京に向かって飛行中のはずですが、機内に手掛かりはありません。不安…
あれから1時間30分が過ぎました。着陸したここはどうやら羽田空港のようです。良かった。さて、何処へ行くのでしたっけ?
管理人の宿はOFF会会場である銀座ハゲ天の近くです。A/E/C会場である池袋も考えたのですが、まずは初日のOFF会に参加しなくてはなりません。集合場所に誰も現れなかった場合、管理人は独力でハゲ天を目指して彷徨うことになります。ですから、宿はハゲ天が見える所にしました。いくら方向音痴とはいえ、見えている所になら辿り着けると考えたのです。
今、管理人はホテルの部屋に居ます。どうやってここまで来たかは長い話になるので割愛しますが、普通の人には想像もつかない波乱万丈の行程でした。いずれ機会があったら旅行記にまとめます。全3巻にはなるでしょう。
窓辺に立つ管理人は達成感と幸福感に包まれています。高い部屋(30階)ですがそれだけのことはありました。眼下に銀座が一望できます。ハゲ天は見えませんが和光が見えます。目印と考えていた建物です。あの近所にハゲ天があるのです。たとえ独りでも3時間も徘徊すれば発見できるでしょう。
さて、集合時間が近付いています。やはり早めに部屋を出ることにします。なぜなら、いいですか? 新館の30階から2階まで降り、連絡通路を見つけて本館の中2階へ渡り、どこかにあるはずの階段で1階ロビーまで降り、そこから別の階段を見つけて地下1階まで降り(地階には60以上の店鋪があります)再び連絡通路を探し出して新館の地下1階へ引き返し、またまた階段を探して1階のロビーに上がるというロールプレイングな冒険が待っているのです。管理人の公式のハンドル名は「北の果ての戦士/mt.Blue」といいますが、その名に恥じぬアドベンチャーでありました。無数の秘宝の間を抜けて、何のことはない部屋の真下に位置するラウンジに到達しました。時刻はすでに約束の5:30です。管理人は焦りました。待ち合わせの喫茶店は何処ですかあ? と、そのときです! 背後から管理人の名を呼ぶ声が…
管理人がロールプレイングしている同じ頃、待ち合わせの喫茶店に颯爽と近付いている一人の紳士がおりました。彼には天から託された重要な使命がありました。地球のどこかにいるはずの管理人の発見と救出です。彼は集合場所の周辺を管理人が彷徨っていると判断し、ラウンジに入ると冷静な眼差しで辺りを見回しました。たいそう広い空間だが、約束の喫茶店は目の前にある…おそらく管理人は、その前を行ったり来たりしているだろう…あの人は目の前の喫茶店を見つけられない、そういう人なのだ…ほうら、いたぞ、店の前でオロオロしている…。彼は管理人に近付き穏やかな声で名を呼んだ。
「わあ、左のクマさんだあ!」管理人は歓喜の声を上げました。待ち合わせの喫茶店が引っ越したらしく、どこにも見当たらないのでパニック寸前だったのです。クマさんとは3年前に初めてお目にかかり、それ以来の再会なのです。最近メールの交換はさせて頂いてましたが、なにしろ一度しか会っていないのです。こちらからでは判らなかったことでしょう。見つけて頂いて助かりました。ああ、クマさんは3年前と同じ穏やかな笑みを浮かべています。この物静かな微笑みには、たしかに見覚えがあります! 管理人は万感の思いを込めてクマさんに言いました。「喫茶店はどこですかあ?」
「帝国ホテル・インペリアルタワー1階 ・喫茶サロン ド
テ」にクマさんと肩を並べて入りかけたそのときです。再び背後から管理人の名を呼ぶ声が…。これはこれは! 「江戸の黒板当番さん?」 そうです、東京のクラブの管理人さんではありませんか! こんなに早く来て頂けるとは、まったく嬉しい驚きです。お仕事はどうしたのでしょう。いやはや恐縮です。立ち話もなんですから、案内されるままに席に着き、クラブのOFF会計画で宣言した通りに[特選サンドイッチセット]を注文して、黒板当番さんと並んで座りました。これから夕食なのにサンドイッチとケーキという阿呆なメニューなのです。でも、優しい黒板当番さんは同じ物を付き合って下さいました。下の写真、左が管理人、ネクタイとたっぷりした髪が黒板当番さんです。
目印のAppleの紙袋をセットして管理人は一安心です。迷子にならなかった安堵感と、寂しい思いをさせまいというお二人のお心使いに胸が熱くなっていました。おや?という管理人の顔を見て、クマさんと黒板当番さんが店の入り口に視線を向けます。さっと、お二人が立ち上がりました。管理人も素早くもたもたと立ち上がりました。黒板当番さんが「トトロさんですね!」
かくして、集合時間の5分後には4人がニコニコと話し始めることになりました。待機してますと計画発表した管理人は、なんと1秒も待つことはありませんでした。魔法使いトトロ氏は、集合場所に管理人が無事到着していたので、明らかにホッとされています。(これまでの経験から相当心配されたのです)管理人とクマさん、管理人とトトロ氏は顔見知りですが、あとはお互い初対面です。それなのに、たちまち会話が弾むのがOFF会の楽しいところです。未体験の方は、ぜひ次回にご参加下さい。愉快としか言い様のない新鮮な感動を味わうことができますから。お三方を前に、管理人は栄養食品の効能について熱く語りました。まったく、何を考えているのでしょう。

左のクマさん・管理人・江戸の黒板当番さん
そんな管理人ですから、入り口に注意を払うなどという気がまわるわけがありません。「サロン
ド
テ」は広いうえに我々は一番奥の席にいたのです。さらに団体客までいました。美しい「抽選の女神」を伴われた「ガコバ殿」が管理人を発見できなかったのも無理はありません。まったくもって管理人の怠慢でありました。「抽選の女神」を見逃すはずはないトトロ氏は、あいにく入り口に背を向けて座っていらっしゃいました。管理人とトトロ氏だけが「抽選の女神」を、管理人だけが「ガコバ殿」を見知っておりました。まことに申し訳ない次第です。後から伺って「ブルーベリー」は目に良いと語っていた頃と判りました。全然しゃれになりません。
時間があっという間に過ぎて、ハゲ天に向かう時刻になりました。無論、管理人は気が付かずトトロ氏に促されて席を立ちました。(困ったものです)黒板当番さんとクマさんの先導で、時間通りにハゲ天に到着、4階です。どこに座るの? と言っているところに次々とメンバーが到着です。すらりと長身の「ガコバ殿」とスレンダーな「抽選の女神」がお見えになりました。出発してからメールチェックをしていない管理人は「抽選の女神」の登場にドギマギしてしまい、たしか「あわわ」と挨拶したように記憶しています。幾許も無く襖が開いて四国の「3Dファン倶楽部」の面々です。「おさかなさん」「TAGさん」遥々大分から「カナちゃん」さんが来て下さいました。
魔法使いトトロ氏・江戸の黒板当番氏・おさかなさん・TAGさん

(仲居さん)・カナちゃん・左のクマさん・抽選の女神・ガコバ殿
さあ、参加者9名のVectorWorksClub北海道の江戸のOFF会がスタートです。自己紹介をしている間にも揚げ立ての天婦羅がつぎつぎと運ばれてきます。管理人は何もしていません。(ガコバ殿が注文をして下さったのです)
メニュー
今月の揚げ前菜は「味付け小芋青海苔掛け」と「雷こんにゃく」で御座います。季節の種としては「栗の甘露煮揚げ」や「雲丹掛け紋甲イカ」「子持ち鮎煮揚げ」に「オクラと大和芋の磯辺揚げ」などで御座います。
実りの秋をを楽しく 季節こーす 3,600円
こちらのお献立は午後2時からご用意致しております。
揚げ前菜........味付小芋青海苔掛け 雷蒟蒻
篭盛り........栗甘露煮 紋甲烏賊雲丹揚げ 松葉むかご
海老........二尾
魚介........きす
野菜........薩摩芋胡麻揚げ 椎茸海老詰め
オリジナル........天ぷら オクラと大和芋の磯辺揚げ
話題の天ぷら........甘海老の唐揚げ
変り揚げ........子持ち鮎甘露煮
かき揚げ........舞茸と銀杏と芝海老
季節の小鉢........とんぶりと長芋の三杯酢
お造り........月見鯛菊花あえ 大根敷妻 花穂紫蘇 菊葉 紅たで 山葵
赤出し........滑子 三つ葉 巻麩 豆腐 粉山椒
ご飯........紫蘇ご飯
漬物........胡瓜塩漬け 蕪塩漬け 山牛蒡 志ば漬け
デザート........マスカットゼリー 梨 巨峰

おしゃべりとビールが大量に交わされるうちに、初対面という自覚はたちまちにして消えてゆき、さあ始まりましたよ。あのさ、だからね、つまりね、ええい、もどかしい、お見せした方が話が早い! PowerBookG3だあ!
合コンみたいで嬉しいトトロ氏・余裕のTAGさんと過飽和状態の管理人
(胸には管理人特製のネームカード)
ああ、光陰矢のごとしです。人生は長いが青春は短い…。ハゲ天閉店の時間でございます。しらふなのにお勘定の計算ができない管理人は、またしてもガコバ殿におんぶにだっこです。すでに十年来の知己となった参加者は和気あいあいとハゲ天を後にしたのです。銀座の空はOFF会の成功を祝福するかのように、滝のような豪雨を降らせていました。なんてこったい!
予定では、銀座5-5-17「三笠会館本店1F Tea Room
」にて、お茶するはずでしたが、考えがまとまらない程の激しい雨脚です。明日のA/E/Cのこともありますし、皆さん大切なお身体ですから暫時解散ということになりました。でも、嬉しいことに、挨拶は「では、また明日!」なのです。
貴重な時間を割いて下さったRAMさん、管理人のために有志をお連れ下さったおさかなさん、気前よくノウハウ伝授下さったTAGさん、遥々大分からのカナさん、親身になって至れり尽せりの江戸の黒板当番さん、おじさん達に付き合ってくれた抽選の女神さん、ありがとう!
トトロ氏の動揺(すべて手振れを起こしている)
トトロ氏、左のクマさん、ガコバ殿、管理人の北海道のメンバーは銀座の地下に潜って有楽町駅方面へと向かいました。もうちょっと喋りたい管理人の我が儘で、どこかでお茶することになりました。開いている店はありませんかね。銀座4-2-12・不二家・数寄屋橋店…。おじさん達は臆することなく、不二家のパーラーに入ったのでした。御注文は?チョコレートパフェ!と即座にトトロ氏。ストロベリーショートケーキ!とガコバ殿。私も同じものをと静かにクマさん。(不思議な人たちだ)あわわ紅茶下さいと管理人。
長居はしませんでした。(すぐに追い出されたので)幸い、雨はあがっていました。さあ帰りましょう。明日、ガコバ殿は平日出勤、左のクマさんは現場検査、トトロ氏は大阪に向かわれるのです。あそこがホテルですよとクマさん、あっちの道ですからねとガコバ殿、A/E/Cしっかりねとトトロ氏。
はい、わかりまちた、おまかせ下さい!おやすみなさ〜い。ああああ、楽しかった。管理人の胸に今日一日の素晴らしい時間が去来しました。きっと明日はもっと素敵な日になるでしょう。今晩は眠れないんじゃないかな。いやいや本番なんだから、頑張って早寝しなくては…
あの、え〜、私のホテルはどっちでしたっけ?